取り組みと成果

第1期SSHにおける
取り組みと成果の紹介

銅箔の色の変化について研究,国際大会で化学部門第3位を受賞(日本人最高位)

門口尚弘さん(52回生理数科,2017年3月卒業)


入学したときに3年生であった先輩方が銅板の着色について研究していました。
その銅板を金箔 , 銀箔とならび伝統工芸という点で銅箔に目を向け , 研究を進めました。
 
銅板 → 
銅箔
銅箔で実験を行ったところ鮮やかに色づきました。
またこの色の着色に規則性が見られたので , 研究を進めたところ「酸素の拡散距離」が関係しており, 温度と時間を用いてグラフにすることができました。
 

銅箔の着色

 
 

温度と時間と銅箔の色の関係

この研究結果を論文にまとめ, 第58回日本学生科学賞の宮城県審査に出したところ「宮城県知事賞」を受賞しました。
また中央審査でも優秀と認められ, 日本科学未来館で審査員にポスタープレゼンテーションを行いました。
その結果, 「全日本科学教育振興委員会賞」を受賞することができました。
 

中央審査の様子

 

表彰式

 

上位入賞だったので, 5月に米ペンシルベニア州ピッツバーグで開催される世界最大の学生科学コンテスト国際学生科学技術フェア(ISEF(アイセフ))に日本代表として派遣されることになりました。
ノーベル賞受賞者などが審査員として審査する中, 研究の成果が認められ, 化学部門で優秀賞3等入賞を果たしました。
この結果は日本代表派遣団の中で最上位の賞でした。

 

ブースで記念撮影

 

日本代表派遣団

その成果は, 全国の各新聞などをはじめとする各メディアに大きく取り上げられました。
また宮城県知事への表敬訪問, 文部科学省への表敬訪問を行い, その様子がテレビで放映されました。
 

宮城県庁表敬訪問


 

文部科学省表敬訪問

 
 
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